碧の日々徒然

碧の日々のことを徒然と

映画10本目『リング』と『らせん』1998年製作

思っていたよりチャカチャカと記憶を掘り起こして記事が出来ているのに、地味に驚きを感じ得ないここ数日です。いや、見とる本数はね?ここ暫く病気で隠とん生活気味なんで多いんですよ?でも、気に入ると同じ作品をエンドレスリピートしてしまうと言う悪癖がありましてですね。一時期『女神の継承』を毎夜寝物語にしてるような変人なので……。

ま、それはさておき記念すべき10本目(2本で1本扱いしない方が?まぁまぁまぁ(笑))でもありますので、ここはJホラーの金字塔に行っておくと後から焦らなそう(笑)

鈴木光司の人気ホラー小説(勿論読了してます、原作は浅川も男性でまた違う怖さがありますよね。)を「女優霊」の中田秀夫監督が映画化。女優霊も勿論見たんですけど、リングとらせんは映画館でみておりましたので、記事10本目記念にはこちらを。

見ると死んでしまうという謎のビデオテープを巡って繰り広げられるホラー・サスペンス。テレビレポーターの浅川玲子は、見たら一週間後に死ぬというビデオテープの噂を耳にする。にわかには信じられない玲子だったが、姪の死をきっかけにビデオについて調べ始める。やがて、偶然手に入れた問題のビデオを確認のため見た玲子は、その内容に、噂が本当であることを確信する。が、それは7日後の自分の死を意味した。これに浅川玲子の元夫である高山竜二と浅川の子供まで巻き込まれて……

と言う話ですけどね、この時代ちょっと前くらいまでのホラーって大概遺体が見つかってない怨霊は遺体が見つかると呪いが解けて大団円、みたいな記憶が強いんですよね。だから貞子の遺体を井戸から救いだして、浅川玲子のタイムリミットを越して安堵。それで呪いが解けた筈なのに、ご丁寧に貞子ちゃんがテレビから這い出して出没された時のショックはね、かなり強かったんですよね。しかも高山の死に顔ね。て言うかリングの皆さんの死に顔、最近の物より生々しくて怖いんですよ。後年の損壊特殊メイクなんかしてないのに、怖いんですって!(最近なんざ特殊メイクのせいで怖さよりも笑えるご時世なんですから)

そんでもって、じゃなんで浅川は死ななかったの?え?じゃ子供死ぬ?みたいな。そしてそこから貞子絶望的増殖が確定したわけで、しかもそれは同時上映だった『らせん』ではまた変異を起こすわけで……


らせんは医学知識が微妙に食い込んでますからね、そこら辺は、また違う意味でホラーなのかな。でも高山竜二復活はね、どうなんかなと感じるところはありましたね。怖いかと聞かれると怖くはないが蘇った者は本当に当人なのかとね。誰がそれを証明できるのか、なら高山は自分の子供は複製しないのか?(それに関しては自分の子供なんか可哀想すぎて要らないなんて類いのこと言ってるんですよ?でもリングの時必死で助け…………たかったのは浅川玲子?それとも自分???)まぁ既に浅川親子は死んでいると言うことでしたけど。


まぁ今でこそ貞子の名前が独り立ちしちゃって、時には他の作品の母上と対戦したりもしてますけど。でも、リングの怖さは当時は異彩だったと思います。何しろ今見ても怖さの遜色ないなーと思う次第(つい最近機会があってどっちも配信で見たんですけどね)。そういう意図でいうと怖さは『リング』>『らせん』でした。

そうなってきちゃうとこれまた後々のハリウッドリメイクとか、貞子推しになって媒体が変化したりして『貞子』が冠になっていくとね、リングのジメッとした底の見えない怖さとは変わってきちゃうというか別物になっちゃうんですよね。ジャンプスケア的になってみたりとかね。

でもVHSと言う媒体をうまく使ったリングのお陰で、後々には携帯電話が媒体になったり、SNSとか動画配信とか、はたまた生活になくてはならない水とかが媒体となってみたりと、様々なホラーの方向性を生む切っ掛けになったように思います。


そんなことを思いながらツラツラと、そろそろ薄暮の時間がやってきます。皆様お気をつけてお帰りを。

今夜も良いホラーな夢が見られますように

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