映画37本目 『THE SIN 罪』2024年公開作品
今日も雨が降ったり止んだりの曇り空。一気に気温が下がり今一調子が芳しくありませんが、それでも頭は何とかかんとか動いています。
そんな薄曇りの中、本日もホラーな宴を(笑)実はこの映画配信で初めて知ってみたのですがワンシーンの印象が強すぎて、それで見てみたという……Kホラーな一作です。

映画撮影のため山奥の廃虚へとやって来た新人俳優のシヨン。監督からの演技指導もない中、ただ屋上で奇怪なダンスを踊るよう指示される。最低限の予算しかない殺伐とした現場でトラブルが続出する中、血まみれのスタッフが突如現れ、屋上から飛び降りる。しかし即死したかに見えた彼女はいきなり立ち上がり、駆け寄った別のスタッフを襲う。
山奥の廃虚を訪れた映画撮影クルーたちが、よみがえった死者に襲われるホラー。閉ざされた空間で、あるスタッフの死をきっかけに死者達に襲われる。監督を務めるのはハン・ドンソク。キム・ユネのほか、ソン・イジェ、パク・ジフン、イ・サンアらが出演。
さてここからは何時もの如く、ネタバレ・感想となりますので、未観賞の方はご注意ください。
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女優のシヨンは映画撮影のため人里離れた山奥にある今は使われていないアウォン大学の校舎へ。変わり者として業界で有名な監督の撮影は予算も時間もかなり限られた状態。現場で共演する女優チェユンとの顔合わせを終えたシヨンはいよいよクランクイン。
シヨンもチェユンもどんな作品なのか実はよく知らないという?大丈夫なん??それ。台本ちゅう物はないのかね?←ないんだって、印象派の映画だからだって。ほんと~????そんなのありなんですか?
事前に送られた動画に従い繰り返し練習した舞踏をカメラの前で踊り続けるシヨン。
実は過去の事故による後遺症で片頭痛に苦しみ鎮痛剤が手放せないシヨン。建物の屋上でチェユンと踊るシーンの撮影中に体調を崩してしまう。
撮影の遅れや不足の事態にスタッフたちもピリピリし始める中で、機械室に向かった女性スタッフのパギョンが目にしたのは壁にヘブライ文字で描かれた謎の図形。一方で休憩するシヨン達は隣の校舎の屋上で動き回る複数の人影を目撃する。
その様子にスタッフたちがざわつき始めるも監督だけは何故か不敵に微笑む。そこに現れた機械室から戻ったパギョン。戻る途中で殺害した助監督の返り血を全身に浴びた彼女は躊躇なく屋上から飛び降りる。

この画像!これがなんども表示される度に気になって気になって。そんなわけで見てみた映画なのですが、実はこの一瞬だけの画像だった(爆笑)
ところが転落死したはずの彼女は起き上がると外で作業していてかけよったスタッフを襲う。それを見下ろし混乱に屋上に残るスタッフもいる中で、シヨン、チェユンら数人は行動を共にするのだが、監督はその様子を自ら楽しそうに撮影し始める。
逃げるシヨン達が出くわしたのはパギョンに殺された助監督。彼もゾンビとなっていた。彼から逃れ、まるで意図して物が置かれ塞がれた廊下を抜け出口へと急ぐシヨン達だが監督が助監督に追いつかれてしまう。その間に外に出たシヨン達が正門へ向かうと、固く閉ざされた門にはカラスの死体や豚の首などが捧げられていて、しかも両側には番犬のように鎖に繋がれたゾンビ。
ゾンビと目が合ったシヨンは感応でもしたのか?呆然と佇み鼻からは鼻血が流れだす。
車を取りに戻るというスタッフに従うシヨン達だが駐車場に向かう途中でチェユンが走れなくなり脱落。何とか駐車場の車に乗り込んだが、今度は銃を持った謎の人物に襲われ事故を起こす。車内で動けないスタッフがゾンビの群れに襲われている間にその場から逃げ出すシヨン。
その様子を校内で監視する一団が。
突然敷地に施設されたスピーカーから鳴り響く音にゾンビ達は反応し呼び集めるようにどこかへと走り去っていく。物置に身を潜め難を逃れたシヨンの前に現れたのは死んだと思われていた監督。
彼はシヨンに告白する。見知らぬ年配女性から高額報酬で死者蘇生……降霊の儀式の片棒を担ぐよう依頼されたという。彼は儀式を撮影した映像に興味がわき承諾、シヨンが踊った舞踏が実は降霊の舞だったというのだ
そんな話をしていたところに誰かが通報したのか警官達が突入。問答無用で監督を射殺するとシヨンを外に引きずり出し
『ユン会長の手下か?』
意味不明な事を訪ねる警部。物置から肥料袋に隠された薬物のような物が見つかる一方で、事故った車の中でゾンビと化し蠢くスタッフを発見。その騒ぎの隙に森へ逃げ出したシヨンに、気がついた警部が彼女を背後から撃つが何故か弾は逸れてしまう。
警部はシヨンを捕まえるよう部下に命じる。森の奥へ逃げたシヨンが追ってきた警官に捕まってしまったその時、布で顔を隠した人物が銃座で警官を殴り倒す。その頃、警部たちの前に現れたのは布で顔を隠し銃を持った一団とそれを率いる謎の男性。何者かと問う警部を無視した男性はゾンビを処分するよう顔を隠した連中に命じ、『会長』と呼ぶ相手に状況報告。
そのころ警察に通報したとチェユンが洗面所で座り込むシヨンに声を掛ける。体調が悪いのは『交通事故』の後遺症か問う彼女に、シヨンは何があったのかを語りだす。
心を病んで長く入院していた母親が突然訪ねてきて、疑いつつも母親の運転する車に乗ったシヨンだが、母親はわざと事故を起こし無理心中を図る。結果母親は死んだが、シヨンはかすり傷。
とはいえ記憶が曖昧なのだと話すシヨンは意識が朦朧と遠のく。
ここで映し出されるのは事故後精神科医のカウンセリングを受けているシヨンの姿。催眠療法を受け思い出すのは、バレエの練習、クラスメイトの死、慰める母親、不明瞭で曖昧な記憶に医師がカルテに記したのは『解離性遁走』の文字。
目覚めるとそこは廃大学の講堂の舞台の上、周囲には顔を隠した連中の中、シヨンは拘束されていた。
顔を隠した女性らしき人物が歩み寄ると問答無用でシヨンを銃で撃つ。胸を撃たれて苦しむシヨンを前に『あの祈祷師の話は本当だった』と口にした彼女こそユン会長。甥のジュニを殺したかとシヨンに問いかける。シヨンが困惑しているとユンは顔を隠す布を外しこの時をずっと待っていたと告げる。よほど強い怨みがある様子で、苦しく絶望的な状況を受け止めるようシヨンに吐き捨てる。
自分が憎んだ相手に神罰が下る、そう自覚していたはずとシヨンを問い詰めるユン。
シヨンは超能力者?念じるだけで人を殺せる?
シヨンのクラスメイトだったジュニは、シヨンから好意を持たれたが拒否した。そのため暴走した車にひかれこの世を去った。ここで過去に何があったのか描かれてゆき、娘の能力を知る母親に何故あんなことをと問われたシヨンは『ムカついたから』と答える。
今までの印象と全然違う底意地の悪そうな、性悪そうなシヨンの姿に
えー?!Σ(´Д`;)となる私
そんな娘に恐怖を感じた母親は眠るシヨンに毒薬を注射したが、命は落とさずに済み母親はその罪で逮捕された。一方で息子ジュニを失いその母親も自殺、裏社会の実力者であるユンは甥と姉妹を一度に亡くして怒り狂う。甥をひいた車の運転手をあえて釈放させ自らの手で始末。これで少しは気持ちが晴れたユンの前に現れたのは……なんとチェユン。
全ては悪鬼のごとき能力者シヨンの仕業だとユンに説明したのはチェユンだった。悪鬼には死者を……そうチェユンは死者をゾンビとして蘇らせる儀式を実践して見せる事でユンの信頼を得た。
ユンはチェユンの指示に従いシヨンを倒す儀式に必要な廃大学を手配、次に死者をゾンビにする儀式の映像を監督に見せ丸め込むと、監督はその撮影のためシヨンを主演に抜擢した。そんなこととは何も知らずシヨンはこの場所へ。
ユンも多くの部下と共に儀式の準備を着々と進めるためこの場所へ、もちろん共演者としてチェユンも到着。確実にシヨンを始末するため用意周到に事は進んでいたのだ。
椅子に拘束されそんな話を聞いていたシヨンがいきなり吐血。ユンに命乞いするも無駄。念じて殺すにも即効性はないようでシヨンに無数のゾンビをけしかけユンは部下たちとその場を去り、残されたシヨンにゾンビが群がる。
シヨンの首が千切れ飛び床に転がり講堂には火が放たれ……事が済みユンの前から去るチェユン。
そして帰宅したチェユンが鏡の前に立つと、映っているのは何故かシヨンの姿。
実はガソリンスタンドで全てはチェユン達の罠だと知ったシヨンは能力を使い、他の者たちがチェユンの姿がシヨンに、シヨンがチェユンの姿に見えるように仕向けていた。
人の心を自在に操るのが彼女が持っている能力。
皆はシヨンが死んだと思っているが実際はチェユンだったのだ。そしてこの恐るべき能力はシヨンに由来するものではなく、彼女の中に潜む悪魔がもたらすもののようで。
ここで今度はチェユンの背景が描かれます、多くの弟子を持ち悪鬼を祓う呪術師の養母の元で修業していたチェユン。若く優秀な彼女はシヨンに潜む悪の気配を感じるが、養母は我々が関わる案件ではないと忠告していた。
あー、それでチェユンはソヨンを退治しようとしたってことなのか。
そしてチェユンは死者を蘇らせる禁忌の術を用いてシヨンを封じようとしたが失敗。何もかもが終わりチェユンの遺灰が養母の元へと届けられる。これまでは表立って動かず悪の存在を注視していた養母、いかがいたしますか?チェユンの葬儀に参列した教会の神父に問われると『これ以上は放っておけません』そう覚悟を示す。呪術師達と教会の神父達の戦いはここから始まる……
んん?ってことはこれって序章的な話ってことなのかい?
映画の撮影のためと人里離れた廃校にきた女性。しかし不穏な空気が漂い怪しげな連中が暗躍。何かを企んでいるようだけど暗躍して企んでるのは実は主人公も同じ。向こうも悪だけど、実は主人公も悪。結果血みどろの惨劇が!ということらしい(笑)
最初はなんかの儀式は別物で無関係な映画撮影クルーの巻き込まれゾンビ映画なのかと思ってたら、いつの間にか話しが超能力?悪魔憑きもどき?の路線に。最終的には呪術師&牧師VS悪魔みたいな聖戦路線に移行されているという。まぁある意味概要だけ見ると怖いものごった煮的な映画に思えなくもない。
でも映画を見てみると、思っていたよりは内容は辻褄合わせも余りなく、最後まで意味不明に見えていた部分も何とか回収されてはいる……ような?
勿論ハッキリしない一面もある。ゾンビ化祈祷は魔方陣と離れた場所からでもいいもんなのか?これはたぶん踊ってる場所に紋章の書き込みがあったし、踊った時点=ゾンビ発動なのか?とは後から気がつきましたが。
ても悪魔憑きなのか、シヨン自身が悪魔なのか?昔の言動や行動を見ると前者みたいな気もするんですが、母親が起こした交通事故でシヨンも本当は死んでいたのなら(車完全にひっくり返っててかすり傷はなー、流石になー。)、今のシヨンは悪魔自身なのかもな。結果的にはシヨンが何者なのか結論がよく分からない碧なのでした。
しかも、アマプラで表示される画像が実はあのお姉さんの血まみれ顔な訳です。気になりますよね?このお姉さん何者?でも、結論はただのスタッフでしかも一瞬であのシーン終わり…………
え?…………( ゚д゚)ポカーン
と、なりますよね?あのお姉さんの顔が気になってみたのに!(笑)ま、何はともあれどれかにぶっちぎったら違う面白さがあった気がしなくもないですが、内容のわりにはグヂグチャドロドロ感は少ないかなー。
なのでそれほど気負わずに見れるかなと思う作品です。ちなみに現在のアマプラではサブスクに入るか有料レンタルになっております。機会がありましたら、ご覧になってみてください(^-^)